2012年6月8日金曜日

北極海の氷下でも大量発生するプランクトン


北極海の氷の下で大量発生した植物プランクトン

NASAで行われている北極海の海洋調査プロジェクトがあるそうで、
衛星を使って植物プランクトンの発生地点を計測しているそうです。

今まで考えられていた常識がひっくりかえったということで・・・

なるほど、まだヒトの手が及んでいないところには
未知なる事象がまだまだ眠っているということですね。

以下、AFPから

北極海の氷の下で藻が大量発生、NASA調査
 アラスカ沿岸沖のチュクチ海(Chukchi Sea)の氷を調査サンプルとする目的で、米沿岸警備隊(US Coast Guard)の砕氷船ヒーリー(Healy)に同乗したNASAの調査チームは、厚さ0.8~1.3メートルの氷の下に「著しく大量の」植物プランクトンバイオマスを発見した。その量は一般海域で見られるものの約4倍だったという。

米スタンフォード大学(Stanford University)の科学者でチームリーダーのケビン・アリゴ(Kevin Arrigo)氏は、氷下の植物プランクトンの大量増殖(ブルーム)は100キロほど広がり氷棚にも達しているとし、また見た目については「豆スープ」のようだと記者団に説明した。

「全く予想だにしていない事態だったために、チームの全員が驚いた。調査を25年間続けてきたなかで、これほど集中する植物プランクトンのブルームは目にしたことがない」(アリゴ氏)

アリゴ氏によれば、庭でトマトを栽培するのと同じように植物プランクトンも日光を栄養として成長するため、日光が届きにくい厚い氷の下では大量に繁殖しないと考えられていた。