2012年6月27日水曜日

急落する原油価格は何を意味する?


急落する原油価格は何を意味する?

かつての石油産油国とは思えない戦略性を感じますね。
これは新エネルギー源(シェールガスとか)に対する抑止的な動きなんでしょうか・・・

以下、JBPRESS
急落する原油価格、エネルギー大口需要家を後押し

石油の中央銀行である。ブレント原油は25日、1年半ぶりの安値をつけ、一時、1バレル90ドルを割り込んだ。

世界需要に対する懸念は価格を圧迫した。だが、世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアは、生産量を30年ぶりの高水準に引き上げ、供給量を増加させている。

増産は驚くほどの効果をもたらした。今年3月以降、原油価格は30%以上下落した。今年に入り、1バレル128.40ドルでピークをつけた後、先週は88.49ドルまで下げる場面があった。

こうした価格差は、現行水準の世界需要の下では、石油の生産国から消費国への事実上の富の移転があと1カ月で1000億ドルを突破することを意味している。

水よりも石油が安かった時代

中東の石油産油国は世界経済に翻弄され続け、
石油価格の下落から抜け出せずにいました。

OPECによる生産量調整も効果がなく、
中東産油国の嘆き声のように聞こたこともありました。

なんせ、コンビニで売っているジュース1本よりも
安かったんですから。

この流れを一変させたのが、2003年のイラク戦争。

戦争ということで石油価格が反転上昇。

イラク戦争後もずっと上昇し続け、その後はITと金融(金融工学)による
投機商品になった感があります。ゴールド(金)も同じですね、そういえば。



出典元
http://ecodb.net/pcp/imf_usd_poilwti.html