2012年5月3日木曜日

スペイン失業率24.4%からみえる軍事産業の経済的インパクト


スペインの失業率24.4%を考える

EU加盟国のなかで最悪の失業率となったスペイン。
失業率が二桁となっているEU加盟国はいくつもありますが、
ソ連崩壊からなかなか出口がみえないようです。

スペインといえばサッカーのレアル・マドリード、サグラダ・ファミリア、ピカソ、カザルス・・・

スペインの失業率で思い出したのが、モンドラゴン協同組合という巨大共同組合の組織。
株式会社という会社組織ではなく新しい組織のあり方としてちょっと注目されてました。

まあ、モンドラゴン協同組合はずっと成長を続け巨大化していて、
共同組合という組織自体はさらに強い組織になっているようです。

日本だって失業率20%なんていう時代がこないとは言い切れないので、
ちょっと人口増加率とか出生率とか指標比較をしていたら軍事費対GDP比
なんてのがあってスペインの軍事費が20年以上も削減され続けていました。

なるほど、EU域内の通貨、経済の統合は軍事的な緊張緩和を生み出したものの、
その代償に軍事費(軍事産業)の大幅な縮小を可能にしていたということでしょうか。

日本の軍事費ちょっと増えていますが、ずっとフラットなんですね~
ひとつの産業として日本の軍事産業育成という可能性もあったりしますが・・・
憲法改正が必要なうえ、自称平和主義者の皆様は総反対でしょうけどね。

自国を守る武器がアメリカ製ばかりでいいんでしょうかね。

以下、wiki

ビジネス文化 [編集]

賃金のレギュレーション [編集]

モンドラゴンでは、労働経営者en:worker-owner)すなわち経営に携わる仕事をする組合員と、それ以外の職場・出先や工場で労働し最低賃金を得る組合員との間(訳注:一般的な企業におけるいわゆる労使間)で、賃金比率への同意がある。これらの比率の範囲は、3:1 から 9:1 までであり、協同組合によって違う。平均は、5:1 である。すなわち、ひとりの平均的なモンドラゴン協同組合企業のジェネラル・マネージャーは、その組合で支払われる理論的な最低賃金の5倍を稼ぐ。この平均的な比率は、現実的にはより小さい。なぜなら、最低賃金を稼ぐモンドラゴンの労働経営者はほとんどおらず、彼らの仕事は、なんらかの専門的で高い賃金水準と分類されているところのものだからである。[1]
各協同組合における比率は多様だが、その協同組合において、これらの比率がどうあるべきか民主的投票を通じて決定するのは、労働経営者である。それゆえ、もし協同組合のジェネラル・マネージャーが9:1の比率であるなら、その理由はその労働経営者が、管理するのにフェアな比率であると決定したことによる。[1]
一般には、モンドラゴンでの賃金は、ローカルなインダストリーの同様な仕事と比較して、管理職層では30%以下、中間管理職や、技術職、専門職層で同一水準である。その結果、モンドラゴンの労働経営者は、比較的低い賃金水準においても、同様なビジネスでの労働者らより、平均で13%高い賃金を稼ぐ。付け加えると、この比率は、さらに縮減される。なぜならスペインは、累進課税による税率を導入しており、高賃金のものはより高い税額となるからである。[1]

活動領域 [編集]

協同組合の企業は、4つの異なる領域:金融、工業、小売、そしてナレッジで事業を営んでいるおり、特に後者のナレッジは、ビジネス集団としてモンドラゴンが拠って立つところの特徴的なものである。 明らかな点では、2010年においてIngresos Totales(総収入?)で、148億ユーロ[2] [3] 、米ドルでおおよそ200億ドル(訳注:1米ドル80円換算で約160億円)を達成し、100,000人の労働者を雇用しており、スペインでは工業で第4番目の、金融で第7番目の規模の集団である。[4]